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コラム

第3回:フォトフェイシャル(I.P.L.)で皮膚はどうなる?

2008.12.15

フォトフェイシャル(IPL)を照射した皮膚では何がおきてる?

-その1 皮膚を知る -

まず皮膚の構造を確認してみよう。
大まかに皮膚は2部構成になっている。


 
 
外側から表皮(角質層、顆粒層、有棘層、基底層)、真皮。
角質層は保湿など皮膚のバリア機能を司るところ。

肌が乾燥していてガサガサしていたり、肌理(キメ)の崩れは
この角層構造の配列が崩れており、保湿機能が働いていないことになる。

表皮は2種類の細胞(色素細胞と表皮細胞)が生まれ(細胞分裂) 、
角質層にむけて細胞が成熟していくところ。

『皮膚のターンオーバー』 という言葉をよく聞くが、
この表皮細胞が表皮の一番深いところ(基底層)で生まれ、
角質層まで押し上げられ脱落するまでの一連の動きのこと。

色素細胞(メラノサイト)と表皮細胞って?

色素細胞は肌の色を出しているメラニンをつくる細胞。
作られたメラニンは表皮細胞に渡されて角層へ向かっていく。
このメラニン(肌の茶系の色)があるから、紫外線から皮膚を守ることができる。
メラニン色素の少ない白人が皮膚癌の発生率が高いのはこのため。
シミはこのメラニン色素が異常に蓄積した部位。

蓄積の度合い、分布、病因によりシミにも種類がある(今後のコラムに掲載予定) 。
真皮は皮膚のハリ、弾力を保つ部位。

しわ、たるみができる原因の1つはここにある。20歳を過ぎると徐々に減少する。
構成は基底膜(表皮真皮の境界) 、膠原線維(コラーゲン)、弾性線維(エラスチン)、
グリコサミノグリカン(ヒアルロン酸・・1gおよそ1000mlの水分子保持)。
丈夫で弾力に富む器官であり、皮下組織を守るためのクッション機能を担う。

-その2 皮膚でおきてる現象 -

① 表皮角層におけるピーリング効果

角層に入ったIPLの光は、厚く、くすんだ角層に吸収される。
その角層は変性し脱落し、1週間後には透明で厚さも均一な角層に生まれ変わる。
肌理の改善として実感される。

② 皮膚ターンオーバー亢進(リモデリング促進効果)

IPLの光が表皮のメラニンに吸収され表皮細胞は熱変性を起こす。
照射24時間後には熱変性した表皮細胞を押し出すかのように、
表皮のターンオーバーが高まる。
くすみがとれ、肌の明るさが1トーン明るくなる。

③ 真皮浅層への効果 

真皮浅層のメラニン顆粒や毛細血管拡張(赤み)に対しても熱吸収を起こし、
線維芽細胞の増生とそれに伴う弾性線維、膠原線維の合成・再構築が起きる。

typeⅠcollagenという良質なコラーゲンの発現が免疫組織学的に認められている。
肌に弾力のあるハリがでてくる。

 (光老化皮膚 南山堂  より引用)